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小樽の人気店が札幌市手稲区に進出【高野酒店 手稲 THE SAKELIFE SHOP】

小樽で角打ちといえば、“酒商たかのさん”と言われるほど全国的にも有名。3代目の高野洋一さんが手稲区に酒屋がないことを知り、2022年に高野商店を開店。角打ちで飲める酒は常時10種ほど。つまみは持ち込み自由!有料試飲な感覚で気軽に楽しめる酒屋。

オサナイミカの詳細レポート

日本酒好きな方に、小樽の“酒商たかの”のお父さんを知っている?と尋ねたら、“知ってる!” “聞いたことある!!” “一度は行きたいと思ってた!!!”という言葉が返ってくるはず(笑)

日本酒が大好きで、いつもニコニコ顔で店にいらっしゃる、ある意味インパクトのある存在なのですが、その息子である3代目の高野洋一さんは、なんと日本酒が全く飲めません。

それでも日本酒の素晴らしさを広めようと、アツく啓蒙活動を続ける一人。そんな高野さんが、今後の展開を考えていた時に札幌市手稲区に酒屋がないことを知り、店舗を構えることに。

さらに、せっかく手稲区に酒屋を構えるなら、手稲山の伏流水でオリジナルの日本酒も造りたい!高野さんは早速水について調べたそうです。

※写真の奥に見えるのが手稲山

水をどこで確保できるのか、調べに調べてたどり着いたのは良いけれど、その水が酒造りにはちょっと厄介な水質(硬水)だったり・・・それでも色々な方の協力のおかげで、手稲山シリーズが誕生。ちなみに醸造は東川町の三千櫻酒造で行っています。

高野商店のキャッチフレーズは、“人生を豊かにする1杯

飲めないからこそ、飲む人の立場になって真剣に考えているのが伝わってきます。

元々卸問屋だった高野さんのお父様が酒屋を始めるきっかけになった、青森・三浦酒造の豊盃。このお酒の美味しさと造り手の想いに感動し、小樽の人にも美味しい日本酒を飲んでもらいたいと2005年に酒屋を始めたそう。

酒はまず、体験してもらわないと!という考えのもと、その3年後に酒屋の2階で角打ちをスタート。明るいお父さんとお母さんのキャラクターに惚れ込んで、足繫く通う常連さんも。

そんなご両親の姿を見ていたからこそ、“角打ちありき”の店舗を構えたそうです。

角打ちコーナーは、店舗の一番奥。

シンプルで、じっくり日本酒に向き合えるカウンター。

角打ちで飲める日本酒は10種類ほど。

銘柄はその時によって変わるそうですが、金額はALL500円

そしてつまみは持ち込み自由!!

『有料試飲のような感覚で、気軽に利用してくれたらと思っています。』と、高野さん。

ちなみに希少な道産ワインも販売中で、角打ちで飲める機会もあるそうですよ^^

手稲区のため、北海道のため、日本酒業界のため、そしてご両親のために奮闘し続ける高野さん。ココには描き切れなエピソードが山盛りの方ですので、ぜひお店で日本酒を片手に聞いてみてください(笑)

店舗情報

アクセス札幌市手稲区前田4条10丁目3-22
JR手稲駅より徒歩15分
電話011-676-5423
営業時間11:00~19:00
定休日月曜
その他禁煙/カード払い可/日本酒60㏄ALL500円
お店の公式サイトhttps://www.instagram.com/takanosaketen_shop/